TZR250 89モデル エンジンオーバーホール
京都のオーナー様からの依頼にて、エンジンオーバーホール
比較的距離も少なく、程度は良い方の車両ですが、
やはり、放置期間が長く、色々な所がダメになってきています。
エンジンは不動の状態で購入されたみたいですね、
見事にピストンに穴が開いています、
原因の多くは、キャブの不調による燃調の薄さです、
3MAは持病?かもしれませんが、CDIの不調とコンペンセーターの作動不良
プラグキャップのゆるみによる、焼き付きや穴開きがあります。
キャブだけの問題なら、ピストンヘッドはもっと薄い状態でなければいけないのですが
黒い状態なので、MJなどはそんなに薄い状態ではないのに、焼き付くパターンがあります、
クランクケースにも残留ガスの残りが、残っている状態ですね、
ウォーターラインは89モデルなので、拡張し水量を確保します。
スタッドボルトなども、全て抜き去り、シリンダー上面を平面研磨して再生します。
クランクなども全て、オーバーホールして組み立てます。
リヤキャリパーも固着が酷く、OHすることに、
マスターシリンダーはOHするよりも、純正のマスターに交換する方が
安く上がり、ブレンボなので少し高級感があります。
完成です、