TZR250(89モデル)レストア&カスタム

TZR250 レストア&カスタムの依頼、中古での購入車両ですが、

エンジンの調子がすぐれず、オーバーホールの依頼

ついでにフレームや足回り、外装も一気にカスタムしていきます。

 

外装、フレーム、スイングアームなども塗装された状態での預かり、

店に持って帰り、ダイナモで現状の状態を計るのですが、、、

ヘッドガスケットが吹き抜けており、測定は出来ず、リザーブタンクから温水がでてきました。

以前からこの状態であったのか、サーモスタットも入っていない状態ですね。

クランク、シリンダーには異常が無く、再使用可能なレベル。

車体を全バラして、フレームに違和感があり、修正台で点検をしたところ

曲がってます、下側で約15ミリぐらいずれてますね、

ハンドルストッパーに、打痕があったので以前に、事故の経験のあるフレームかと思われますね、

残念ながら、このフレームはあきらめましょう、手持ちのフレームでレストア作業を進めて行きます

今回は、フレーム スイングアームをバフ掛け仕様で、レストアを進めます。

フォークも90モデルの倒立に、アウターをゴールドでアルマイト

前後ディスクも、サンスターで新品に、

Rホイルは 3XV用の4.50-17インチ化

スプロケは、ISA製 チェーンはDID ERV3

マフラーは今回初めての海外製品 JLチャンバー ジムローマスさんですね、 現在はチェコで生産しているみたいで、海外でもサンママニアが居てるんでしょうかねぇ??

しかし、このローマスチャンバーが、結構よくて、びっくりの58馬力をマーク、ノーマルのCDIでこの数字は過去

最高馬力です、

馬力の谷間も少なく、乗りやすく、伸びのあるパターンですね~

エアクリーナーには吸気穴を2か所追加して、キャブセッテイングしていますが、もう少し余裕があるので

MJ絞れば、60馬力にのるかも?

吸気ダクトを付けるときには、この位置が結構良くて、穴を開けるだけだと乱流が起きやすいので

筒状のダクトになっている物を選ぶ方が綺麗に上まで回りますね。

バックステップは、Kファクトリー製で記念すべき1台目、タッチやフィーリングは過去の物とは比べ物にならないぐらい良い感じに仕上がりました、ポジションも4ポジション選べます、正/逆チェンジも選択可能。

リヤマスターもSTDをOHするより、純正のブレンボマーク入りの新品の方が、OHしてるより安くつきますね

そして リヤショックもOH ダンパー特性を10%ほど上げて、現在のハイグリップタイヤに合わせます。

リヤショックスプリングも STDレート 8.5kgから9.0kgにUPし、赤色のパウダー塗装済みです。

これも、記念すべき1台目、

シングルシートカウルは、試作品、製作はマジカルレーシングさんに依頼、

純正のカバーから型どりお願いしたら、結構寸法が出ていないので、結局一からの型作りで、

マジカルの社長自ら、型取り、製作してくれた逸品です。

無事 レストア カスタム 作業終了して、納車させていただきました。

純正の外装を揃えたり、塗装の待ち時間などで、約4カ月の製作期間が、掛かりました。

長らくお待たせしました。

新車みたいに仕上がりました。