TZR250SP エンジン/キャブレター オーバーホール依頼
長い間放置してあった、希少なSPモデルのオーバーホール依頼
エンジンのみ送ってもらい、車体はオーナー様自ら、レストアをして
エンジン完成後、車体を引き取り、完成しました。
車体の方も錆が酷く、足回りのオーバーホールに結構費用が、掛かったみたいで、かなり綺麗に仕上がってます。
エンジン単体を送り返し、自ら搭載するとの依頼でしたが、
こちらでダイナモでナラシ&テストを行いたいので、車体を引き取り
搭載させていただきました、
ダイナモでテスト中、新たな発見がありました。
YPVSの全開位置合わせが、実際エンジン全開時に開いていない
状態で、個体差があるのかサーボモーター自体の劣化なのか?
全開位置より低い位置時、36馬力で馬力の谷もなく、かなり乗りやすい状態ですが、あまりにも馬力が低いのでYPVSの作動角を
見直したら、44馬力になりましたが、やはり馬力の谷が現れてきます、メーカー公表が45馬力なので、後輪で44馬力なら十分です。
2ストなので、チャンバーひとつで、馬力はすぐに上がりますが、
3MAはSTDマフラーでも2ストらしい、美しい音が出ますので
乗って楽しい仕様かもしれませんね。
今後カウルの塗装などを行い、きれいな状態で動態保存されると
言うことでした。
末永くお付き合いしてあげてください。